行政書士業務はITの発展で衰退していくのか

衰退

たまに知人から、「行政書士って何してるの?」と聞かれることがあります。

正直、私も行政書士になって仕事をするまで、どういう仕事をするのかあまり理解していませんでした。

行政書士は、「弁護士は争訟」「司法書士は登記」「税理士は税」というように、一言で言えるように業務がはっきりしていません。

行政書士の業務は、法律で制限されていない「官公署に提出する書類」「権利義務に関する書類」「事実証明に関する書類」の作成等になりますが、これらをまとめてひとことで言えないですよね。

行政書士の仕事って、とても業務の幅が広いのです。

行政書士の業務

その中でも、比較的、行政書士が業務として行っている業務内容が多い一部は以下のとおりです。

  • 遺言書の作成
  • 相続手続き
  • 契約書の作成
  • 内容証明の作成
  • 会計記帳
  • 自動車の登録
  • 株式会社の設立
  • 宅建業免許登録
  • 建設業許可申請
  • 産業廃棄物関係の許可申請
  • ビザ(在留資格)の許可申請
  • 風俗営業の許可申請
  • 古物商の許可申請

ここに書かれている業務は、行政書士業務のほんの一部です。

行政書士の業務内容は何万種類とあるそうです。

全ての行政書士業務は一生を使っても覚えることは困難なので、基本的には自分の専門分野を数個持って行政書士として活動をしています(兼業ではなく行政書士一本で活動している場合です)。

今後、ITの発展により行政書士はどうなるのか?

今の世の中、コンピュータがもの凄い速さで進化しています。

行政書士の仕事の核となっているのは書類作成ですが、コンピュータの発達によりオンライン化、ペーパーレス化が進んでおり、行政書士の書類作成という業務は、将来的にはなくなってしまうのではないかと考えております。

また、コンピュータの力により、行政書士に仕事を依頼しなくても、自分で書類作成ができるようになる時代が来ると思っています。

これらはなにも行政書士に限ったことではなく、世の中の仕事は「コンピュータができる仕事はコンピュータがする」という考えがあり、その結果、仕事がなくなることもあります。

これは時代の流れなので、仕方がないことです。

今後はこの時代の流れを受け止め、柔軟に対応していくことが大切なことだと思います。

ITの発展により行政書士は衰退していく職業なのか?

では、「行政書士はこれから衰退していく仕事なのか?」と思われるかもしれませんが、私は「決してそのようなことはない」と思います。

確かに書類作成の仕事は、コンピュータの発達により減少していくでしょう。

しかし、行政書士という資格を使ってできる仕事は沢山あります。

私は、行政書士会が掲げている「あなたの町の法律家」という言葉にヒントがあると考えており、実際に私の仕事のやり方は昔と比べるとシフトチェンジしています。

富士フィルムという会社は、「デジタル化の波が押し寄せてきてフィルムが売れなくなる」と時代の先を読み、大きく会社の方針をシフトチェンジし成功しました。

一方、似たような仕事をしていた某大手会社は、時代の波を読むことができずに破綻しました。

行政書士として活動している人たちは、コンピュータの発達により、このようなことが将来的に起こるのではないでしょうか。

現状では、依頼して頂いている仕事があっても、今後はその仕事がなくなる可能性があります。

行政書士の仕事はとても幅広いので、行政書士として食えるようになるか食えなくなるかは、本人次第です。

(Visited 4 times, 1 visits today)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする