行政書士試験 知識ゼロから独学で合格するまでの体験記

私が行政書士になろうと思ったきっかけ

家族と公園で遊んでいる風景

私が行政書士になろうと思ったのは、子どものことを考えたからです。

当時、私は飲食業界のチェーン店で働いていたのですが、お給料に不満があったり、労働時間に不満があったわけではありません。

新規出店など仕事の関係上、2~3年に1回は転勤をしていたのですが、「子どもにとって、2~3年ごとに引っ越しして学校を転校するのは可哀想。。」と常々思っていました。

また、子どもの学校行事はほとんど休日に開催され、行事に出席できないのは自分のためにも、子どものためにも良くないとも思っていました。

私が働いていたお店では、日曜・祝祭日に休みがありません。
暦上の休日は「お店が混む日」であり「忙しい日」だからです。

このように、繁忙日に休むのは簡単なことではなく、また、パートやアルバイトが頑張って出勤してくれていたのに、社員である私が休むわけにはいきません。

そのため、「このままでは、よくない。。」と思っていました。

そんなことを悶々と考えながら日々を過ごしていたある日、とあるお店に入ったら、何気なくお店に置いてあった雑誌に目がいきました。

知識ゼロから行政書士試験に挑戦することを決意

その雑誌には資格のことが表紙に書かれていたからです。

この表紙を見たとき、「どんな仕事が世の中にはあるのだろう?」と興味を抱きました。

「資格を持っていたほうが就職をするのに有利かな?」と思ったからです。

私はその雑誌を家に持ち帰り、パラパラと何気なく見ていたのですが、その中で行政書士と司法書士の資格に目が止まりました。

どちらも法律系の仕事で、私が今まで携わったことがない仕事であり、「法律って世の中の根本的なものだよな…」「勉強して損はないかな…」と思い、勉強してみようと思いました。

私が司法書士ではなく行政書士を選んだのは、単純に司法書士より合格率が高かったからです。

とりあえず資格を取れば役に立つし、行政書士として独立開業ができるようなので、「これを取れば時間調整がしやすいし、自分の休みたいときに休める!」と思いました。

しかし、現在の仕事は忙しすぎて、ちゃんと勉強する時間がありません。

勉強時間を確保するためには、仕事を辞める必要があります。

私が仕事を辞めれば新しい社員が来るだけなので、退職を告げた数か月後にいなくなれば、引き継ぎもできるので、お店自体に何か問題が起こるわけではありません。

私は将来のことを考え、辞めることを決断しました。

会社を辞めてタクシー会社へ転職

タクシー

そう考えたとき、「とにかく何か勉強する時間を確保できる仕事はないか?」と思い、仕事を探していたらタクシー会社の従業員募集がありました。

調べてみると、タクシー会社はお客様を待っている時間があるため、その時間に勉強したり、仕事をした次の日が1日休みのため勉強できるということがわかりました。さっそく私はタクシー会社の面接を受けて入社しました。

次に、どうやって勉強しようかといろいろと調べました。

なぜなら、私は法律の勉強を全くしたことはなく、大学にも通ったことがなかったので、普通に勉強していては行政書士試験に合格できるか不安だったからです。

当時の合格率は一桁台で、これを見たとき「これは簡単に合格するような資格ではない」ということは分かっていました。

それからはインターネットで、行政書士試験について書かれているサイトをいくつも見ました。

「個人の勉強日記」「教材販売」「勉強方法」など、いろいろなサイトを見ました。

そして、行政書士試験一発合格センターというサイトを知りました。

このサイトでは、大手通信講座でも、有名資格スクールでも不合格だった人を対象とした教材を販売していました。

教材は「わずか147日で独学一発合格する勉強法マニュアル 147(イーヨナ)ラクラク勉強法」というものでした。

行政書士試験一発合格センターに書かれていたこと

一発合格センターのサイトを見てみると、教材で勉強した合格者の体験談に信憑性があり、また、紹介者自身も行政書士で、実際に試験経験者でした。

そして、書いてある内容にとても共感できたのです。

最初は、このサイトが販売する教材を購入するか迷いましたが、よくよく検討したうえで教材を信じて勉強しようと思い、購入することを決めました。

教材を読んでみると、正直、少し変わった勉強方法だったので、「本当に大丈夫かな」と不安に思いました。

今までこのような勉強方法をしたことがなかったからです。

しかし、何事もやってみなければわかりません。

私はこの教材を信じて勉強することにしました。

それからの私は、休日と決めた日以外はすべての日で勉強しました。

働いているときは手が空いているときに勉強して、仕事が休みの日には休憩をしながら8時間位は勉強しました。

法律の勉強をしたこともなく、大学にも通っていない私には、他の人より勉強しなければ追いつけないと思っていたからです。

ただし、私は1週間に最低1日は絶対に「勉強をしない日」を作っていました。

1日も休みがない状態では、勉強を継続させるための精神力と忍耐力の維持が困難だと思っており、また、今までの経験上、私の場合は気分転換で休みを作ったほうが効率よく勉強できたからです。

そのため、勉強をしないと決めていた日は、家族でどこかに行ったり家で子どもと遊んでいました。

独学勉強を開始して4ヶ月後の試験当日…

試験会場の風景

こうして、私は約4ヶ月間勉強して行政書士試験当日を迎えたのですが、1回目の行政書士試験の当日は、はっきり言ってかなり緊張していました。

なんせ1年に1回しか行政書士試験は開催されないので、これに落ちると次は1年後です。

「落ちたら1年間は行政書士として働くことができない…」

この言葉が重くのしかかりました。

試験会場では、ずっとノートを見ていたのですが、緊張していたせいか集中できません。

そうこうしている内に試験の説明が始まり、開始のベルが鳴りました。

私はすぐに最初の問題を見たのですが、そのとき「こんなの分かるわけないだろう・・・」と思って焦りました。

しかし、時間が勿体ないので、ざっと見てわからない問題は飛ばし、半ば開き直って次の問題に進んでいきました。

満点取る必要はないのだから、わからなければわかる問題を解けばいいのです。

とにかく私は現在の力を出し切れるように努力して問題を解いていきました。

こうして試験の終了を知らせるベルが鳴りました。

試験時間に余裕はありませんでしたが、なんとなく問題がわかったので、「合格している可能性があるかも…」と少し期待をしました。

そして、翌年1月、試験結果のハガキが届きました。

結果は、、、、、、、、、、、、、、不合格...。

採点を見てみると、合格基準から5点足りませんでした。

正直、このときはたったの5点で不合格となったので、とてもショックでした。

「勉強時間があと1ヶ月あれば絶対受かっていたのに..」「また勉強するのか..」「仕事どうしようか..」など、いろいろなことが頭をよぎりました。

勉強することは好きではありませんが、勉強すること自体を苦と思ったことはありません。

問題はタクシー会社の稼ぎでは家族を養っていく生活費は稼げないことです。

しかし、たったの4ヶ月で、まったく何もわからない私がここまで善戦できたことも事実です。

私は、ここまで勉強してあきらめるわけにはいかないこと、この勉強法でもう少し勉強したら絶対に合格することを確信したので、生活費は貯金を切り崩しながら賄い、2回目の試験に向けて勉強することにしました。

そして、2回目の受験では余裕で合格!

こうして、次の行政書士試験に向けて勉強を開始したのですが、時間があるからといって気を抜くことだけはしないよう、自分自身に言い聞かせながら、同じ勉強方法で勉強しました。

そして、11月、私にとって2回目の行政書士試験が訪れたのですが、なぜか以前のように緊張はしませんでした。

「これだけ勉強したんだから大丈夫だ」という自信があったからだと思います。

ベルが鳴り2回目の試験が開始したのですが、相変わらずわからない問題はいくつかありました。

しかし、わかる問題のほうが圧倒的に多かったので、以前の試験のときとは異なり、時間がけっこう余り気分的にも楽でした。

翌年1月、試験結果のハガキが届きました。

2回目の試験は合格していると確信していたのですが、それでも合否のハガキを見るときは緊張しました。

結果は・・・・・・・・・合格!!!

合格して喜んでいるシーン

受かっているとは思っていたのですが、実際に合格通知を見ると嬉しいものです。

その後、私は行政書士として活動するために、行政書士会に登録することになりました。

しかし、「行政書士として働ける!」と喜んでいた私には、さらなる辛い日々が待っていたのです。

行政書士登録をしたのに半年間で仕事がたったの一件…

行政書士の資格を取得して開業したものの、コネがない私に仕事を依頼してくれるような人はいませんでした。

今振り返ると当然のことであり、営業活動を全くしていなかったので当たり前ですが、その当時は気が付いておらず、また、営業活動をどのようにすればよいのかもわかりませんでした。

情けない話をさせて頂くと、開業してから半年間でご依頼して頂いた仕事は1件しかありませんでした。

現在では、家族が生活していけるだけの年収はありますが、当初はたった1件です。

私は「どうやれば仕事を頂けるか」というものを全くわかっていなかったのです。

当初は「仕事はなんとかなるだろう」と、何の根拠もなく思っていました。

しかし、当然のことながら、そんな考えでは仕事を頂けるわけもなく、生活ができないので、深夜にアルバイトをしていました。

アルバイトをしながら、「俺はいったい何をしているんだろう・・・」と自分自身が情けなくなることもありました。

はっきりいって本当につらい時期でした。

しかし、今では良い経験です。

負け惜しみではなく、あのつらい時期があったからこそ、つらいことをバネにして成長できたと思っています。

最初は仕事がなかったのですが、少しづつ仕事を頂くことができ、今ではありがたいことに生活でお金に困ることは全くなくなりました。

今では、行政書士試験を受けるためではなく、お手伝いするために、できる限り行政書士試験に携わっています(※試験監督員や誘導係など、現地でスーツを着ている人はほとんど現役の行政書士です)。

試験を受けに来た人たちのお手伝いをしたいこと、そして、自分に初心を思い出させるためです。

今までいろいろとありましたが、自分の信じた道を進んで行政書士になって本当に良かったと、しみじみと思っています。

※私が使用した教材のレビューは、以下の記事に詳しく書きましたので、ぜひ読んで頂きたいと思います。

行政書士を目指すための勉強法は実にたくさんあります。 資格学校に通って行政書士の勉強をする方法もありますし、通信教育で送られて...
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